プーマのアジリティを追求したスパイク「フューチャーZ 1.2 HG/AG」についてのレビューになります。
結論からお伝えすると、僕が過去に使用した人工皮革スパイクの中では「ナンバーワンの履き心地」です。
このスパイクの最大の特徴は、柔軟性と耐久性に優れた「ソロナ糸」を使用したコンプレッションバンド「フュージョンフィット+」を中足部に採用していること。
この構造によって、全方向への素早いターンを可能とし、急な加速時にもシューズの中で足をしっかりと固定してくれます。
また、ソック構造のニットアッパーがよりフィット感を高め、サッカーのあらゆる場面での様々な動きに対しても安定した効果を発揮します。
実際のところ、僕はグリップソックスと組み合わせて履くことが多いのですが、この使用方法だと靴の中で足がずれる事は全くありませんでした。
さらに、アッパー前足部エリアを 「グリップコントロールプロ」というフィルムによりコーティングすることで、ボールに対するグリップ力を高め、ボールコントロールをサポートする機能が備わっています。
フューチャーZ 1.2 HG/AGからは、現代の日本でプレーする全てのプレーヤーに向けて改良したラスト(足型)が採用され、高いフィット感を実現。
僕は前作のフューチャーZ 1.1 HGは試着の段階で前足部にやや隙間があり購入まで至りませんでしたが、今作の新型ラストを採用したフューチャーZ 1.2 HG/AGでは十分に満足なフィット感を得ることができました。
サイズ感としては、専門の機器で測定した結果が「26.5cm(2E)」と標準的な足幅の自分で、26.5cmをジャストサイズにて履けています。
ただ、人によってはワンサイズ下げれる可能性もありますので、試着はしっかりと行うことをお勧めします。
また、アウトソールに軽量素材「PEBAX」を使用することで、HGモデルにおいてプーマ史上最高の軽量化を実現。
具体的なスパイクの重量は、フューチャーZ 1.2 HG/AGで片足196g(26.5cm)となり、前作の230gから圧倒的な軽量化に成功しています。
ちなみに、「HGはハードグラウンド」、「AGは人工芝」を意味していますが、このHG/AGソールは「天然芝」も含めて全てのピッチで使用が可能です。
僕はファーストカラーのブルーも所持しており、二足目のフューチャーZ 1.2 HG/AGになりますが、これからも良き相棒として末長く付き合っていきたいと思います。
「生涯サッカー」を楽しむためにも、皆さんも自分に合った良いスパイクを探してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!